出版する目的を再確認し、ブレさせないようにする
原稿執筆は準備が大事だと言いましたが、その準備を始める前にやるべきことがあります。
それは、出版する目的を再確認し、ブレさせないようにすることです。
出版する目的を再確認する
企画書を作成する段階で、何のために出版するのかということは考えていただきました。
でも、企画書が完成してから実際に書籍の原稿を執筆するまでには、随分時間も経っているはずです。
ここで改めて、自分が出版する目的を思い出しましょう。
あなたが出版するのは、あなたのビジネスを加速させることが目的だったはず。
啓蒙活動でもなければ、思い出作りでもないはずです。
そして、出版することでビジネスを加速させるには、読者から信頼してもらうことが必要でした。
自分よがりな論理展開で、伝えるべきことを伝えないと、読者から信頼を得るどころか逆ブランディングになりかねないということもお伝えしました。
「この著者は、こんなことまで教えてくれるのか!」と感動させられるような内容をしっかり伝えることによって、初めて読者からの信頼を獲得できます。
そうして獲得した信頼が、あなたのビジネスを加速させます。
コンセプトを見直そう
次に、企画書のコンセプトを見直してみてください。
企画書を作成する段階で、出版の目的やコンセプトはしっかり決めたと思いますが、時間が経っているせいで忘れてしまっていることもあるはずです。
それだけでなく、企画書を作成してから、編集者の人と話し合いで決まったこともあるでしょうし、当初考えていたことから、変更が生じた部分もあるはずです。
ですから、コンセプトを見直してみて、誰に何を、どのような順番で伝え、読後にどのような感情になってもらうように書けば良いのか。
そこがブレないように定めてください。
「はじめに」を完成させよう
出版の目的とコンセプトを見直すことができたら、再びあなたには、いよいよ出版するんだという意欲が湧き上がってきているはず。
読者に伝えたいことが次々と浮かび、ワクワクしている人もいるはずです。
振り返れば、この出版というステージにたどり着くまでには、さまざまな苦労をされてきたかもしれません。
おそらくあなたの中には、さまざまな感情が入り交じっていることでしょう。
今のあなたは、情熱とモチベーションが最も高まっている時です。
その情熱やモチベーションが冷めてしまわないうちに、最初に「はじめに」を完成させてください。
「書籍の指針は「はじめに」にあり!」です。
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