編集者を味方につけるための付き合い方

 

ここぞとばかりにガツガツすると嫌われる

何らかのきっかけで編集者と接点ができたからといって、ここぞとばかりに売り込もうとすると嫌われます。

ここでは、編集者を味方につけるための付き合い方について説明していきましょう。

 

書籍の編集者と知った途端、グイグイ迫るように自分のことをアピールされる人もいますが、あからさまにそういうことをされれば、誰だって嫌な気持ちになると思います。

おべっかや媚売りも逆効果です。

 

編集者という人たちは、一般の人たちよりも人付き合いにおいて苦い経験をしがちです。

それは、自分のバックに出版があるせいもあります。

ですから、初対面の人との付き合いにおいては、人一倍慎重なのです。

(もちろん、そうじゃない人もいます。

あくまで傾向です) 次に大切なことは、あなたの素直さです。

 

編集者と仲良くなり企画の話もできるようになった時は、素直に編集者のアドバイスを聞き、もらったアドバイスに対して言い訳せず受け入れることも大事です。

 

編集者に出版のことを尋ねると、親切に答えてくれる人も多いです。

自分の立てた企画に対して、企画がより通りやすくなるようにアドバイスをくれる人だっています。

それなのに、「でも」や「だって」などと言い訳されたら、良い気分にはなれません。

編集者は、出版についてよく知っている立場で話すわけです。

ある意味、出版の専門家からアドバイスをもらっているにもかかわらず、その相手に対して「そう言うけれど、現実は違うんです」と説き伏せようとしても意味がありません。

 

それに、せっかくアドバイスしている編集者も、面倒になってしまいますよね。

アドバイスを聞いて、それを素直に聞き入れて、どんどん企画書をブラッシュアップしていきましょう。

それを積み重ねることで、最後は編集者自身も納得する企画書が出来上がるはず。

そこまでくれば、流石にその編集者も企画書を通さないわけにもいかなくなりますしね。

 

編集者に媚びずに喜んでもらうことを考える

編集者がされて嫌がることをお伝えしましたので、今度は喜んでくれそうなことは何かをお伝えします。

編集者が喜びそうなことは、次のような3つです。

ネタの面白さで編集者の興味をひく

いきなり自分の企画の内容をアピールすると、編集者から引かれてしまいます。

でも、編集者というのは根本的に好奇心が旺盛で面白いものが大好き。

新しいことなど、なかなか聞いたことがない話も大好きです。

ですから、企画の具体的な内容よりも、あなたの仕事の内容や得意なジャンルの話題など、雑談から話を始めて、相手に興味を持ってもらう方が良いでしょう。

面白ければ、「出版しましょうよ!」と言ってもらえることもあります。

出版の企画は雑談から生まれることもたくさんあるのです。

自分の知名度で販売力をアピールする

自分のことを紹介する際、自分の知名度や販売力をアピールするのも良いでしょう。

 

例えば、TwitterやInstagramのフォロワー数、ブログの読者数などです。

編集者に対して、直接的に出版したいことをアピールしても、抵抗感を持たれてしまうだけですから、そういうことはせずに、自分のことを話すついでに、拡散力あるいは販売力があることをさりげなくアピールする程度が丁度良いです。

その出版社の書籍を題材に話をする

自分のことだけでなく、相手の編集者が勤める出版社から出版されている書籍を話題にするのも良いです。

 

その編集者が、話題にした書籍を手掛けていなかったとしても構いません。

他人から、自分の家族や友人などを褒められると嬉しくなるものですが、感覚としてはそれに似ています。

本好きじゃないことを公言する編集者も中にはいますが、大抵の人が根っからの本好きです。

その編集者が手掛けた書籍のことをいろいろと聞いてみると、企画の切り口や出版の方法など、さまざまなヒントが得られることもあります。

 

 

 


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