商業出版でブランディングしてオンライン講座の集客につなげる

オンライン講座用の動画を使って商業出版をしよう。

商業出版をすることでブランディングすることもでき、オンライン講座の集客にも大いに役立ちます。

 

 

商業出版を絶対にするべき理由

コンテンツビジネスというのは、オンラインで完結すると想像する人も多いですが、私が提唱するコンテンツビジネスでは、商業出版などのオフラインビジネスも絡めて多角的にビジネス展開するのが特徴です。

 

まず、商業出版をする理由から考えてみましょう。

 

最近、「書籍は売れない」というニュースをよく聞くと思います。

それなのに、今更出版? と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、私はまだまだ商業出版には出版するだけの意義があると思っています。

理由は、まだまだ書籍はかなり強力な集客ツールになるからです。

 

では、書籍を買ってくれる人のことを想像してみましょう。

そのお客さまが書店で数多ある書籍の中からその書籍を手に取り、レジに持っていくときの気持ちです。

お客さまは、その段階でその書籍の内容にかなり興味があるはずです。

当たり前のことですが、これは非常に大事な点です。

書籍というのは、その内容に興味のある人しか買ってはくれません。

つまり、その時点でお客さまがある程度ターゲティングできているということです。

書籍の内容に興味を持って買ってくれた人が、書籍を読むことで基礎知識を学習してくれ、オンライン講座の見込み客になります。

つまり、オンライン講座の超優良なお客さま候補なわけです。

このような優良顧客候補を、ネット書店やリアル書店から集客できるツールが、まさに書籍となります。

 

そして、出版の最大のメリットはなんといってもブランディングでしょう。

書籍の出版は権威づけに大きな力を発揮してくれます。

「書籍を出版したことがある」というだけで、凄い人なんじゃないか、この分野の専門家なんじゃないかと思った経験は、あなたにもあるでしょう。

その他にも、商業出版のメリットとして、次のようなことがあります。

 

  • 会社信用度がアップし、勝手にお客さまが集まってきます
  • 出版することで、同業他社に圧倒的な差がつけられます
  • 名刺代わりに書籍を出すことで、優位に商談を進めることができます
  • マスコミが注目し、雑誌やラジオ、テレビなどの取材が来ます
  • 弟子や社員希望者が全国から殺到します
  • 著者であるあなたは「先生」と呼ばれ、「第一人者」になれます
  • 同窓会にも参加しやすくなり、親戚、知人から一目置かれます
  • スナック・キャバクラで、モテます
  • 最大の親孝行ができます

 

とくに会社の信用度がアップしたり、同業他社さんに圧倒的な差をつけられる点は大きなメリットです。

書籍を出してる業者と出してない業者、客観的に見てお客さまはどちらを選ぶかを考えたら、容易に想像できるでしょう。

 

プライベートでも、書籍を出すメリットはたくさんあります。

著者になった人の多くが、「とにかく親孝行になった」とおっしゃいます。

親世代だと、ネットより書籍の権威の方が遥かに大きいですからね。

仕事につながるだけではなく、このような出版するメリットもあるのです。

 

あなたの書籍を商業出版する方法

当たり前のことですが、書籍は誰でも自由に出版できるわけではありません。

オンライン講座やオンラインサロンは自分が作りたいと思ったら、自由に作れます。

しかし、書籍は出版社という第三者がOKしないと出版はできません。

 

では、どうやって出版をするのでしょうか。方法は次の3つです。

出版する方法① 出版社に直接売り込む

あなたの書籍の内容をプレゼンする資料「出版企画書」を作って、出版社に見てもらいましょう。

方法としては、あなたが出版したい書籍と同じジャンルの書籍を出版している出版社のホームページのチェックからはじめます。

ホームページの中に「企画募集」の項目があれば、そこから企画書を送ってみてください。

もちろん必ず企画が採用されるわけではありません。

あくまで、募集に応募しただけです。

もしかしたら返事がないかもしれませんが、その場合は諦めて別の出版社を探しましょう。

 

一番成功率が高いのは、既に出版した経験がある著者さんに編集者を紹介してもらう方法です。

紹介であれば、編集者が企画書を必ず読んでくれますし、検討もしてくれるでしょう。

ここで1つ大きなポイントがあります。

紹介してもらうのは、書籍が売れた著者さんにしてください。

書籍が売れていない著者さんは、編集者と仲良くなっていないことがほとんどです。

逆に売れている著者さんは編集者と仲良くなる場合が多いです。

いまいち仲良くない、売れていない著者さんから紹介された人の企画書を編集者が見る場合は、期待度が低くなるのは想像にたやすいでしょう。

 

人脈の問題もあって難しいかもしれませんが、間に立ってもらう著者さんは、売れている人であることが望ましいです。

出版する方法② 出版プロデューサーに依頼する

出版プロデューサーとは、名前通り、出版を成功させてくれるプロデューサーです。

少しネットで検索しただけでも、たくさんの出版プロデューサーを見つけることができるでしょう。

ただ、数が多いので業界のことを知らない人にとっては、出版プロデューサーを選ぶだけでも労力を使うと思います。

しかし、出版プロデューサーの選び方次第であなたの出版が成功したり失敗したりするわけですから、最初にしっかりと事前情報を収集しましょう。

 

出版プロデューサーは、実力も金額もまちまちです。

セミナー形式や個人コンサル形式、スクール形式などいろいろな形態があります。

複数の出版プロデューサーを比較して、自分に合った人を探してください。

私も出版プロデューサーをやっていますので、ぜひ参考にしてください。

私が担当する場合は、私の「出版実現セミナー」に参加していただくのが必須条件になっています。

受講料は2日で3万円で、セミナー後は無償で出版のお手伝いをさせていただく形になります。

出版プロデューサー選びの1つの選択肢に入れてもらえたらと思います。

出版する方法③ オファーを待つ

これまでの方法は、自分から書籍の企画を売り込む方法でしたが、オファーされて出版したい人はこちらの方法になります。

ブログやSNSで有名になり、出版社から「出版しませんか?」とオファーされるのを待つ方法です。

 

ただし、この方法はオファーのタイミングを自分で選べないというデメリットがあるので、オンライン講座と連携させて出版するというのは少し難しいかもしれません。

ただし、2冊目、3冊目の出版のときには使えるルートになるので、オファーされるためのブログやSNSの運用をしておいて損はないでしょう。

出版のオファーがあるブログを作るには、当たり前ですが自分の出版したいテーマでブログを作り、それが有名になることです。

出版社の編集者に見つけてもらうために、ブログランキングで上位になったり、FacebookやTwitterで拡散してもらえるようなブログを作りましょう。

とにかく、「その分野を調べたときに、ちょっと目立つ存在」になる必要があります。

 

あなたが商業出版するべき内容

商業出版は、オンライン講座の集客につながる内容にしなければ、意味がありません。

かといって、オンライン講座の内容をそのまま書籍化したのでは、オンライン講座に申し込む意味がなくなってしまいます。

そこで、書籍とオンライン講座の棲み分けを明確にしておきましょう。

 

書籍は考え方を重視して、「わかる」ということにこだわってください。

そして、オンライン講座はやり方を重視して、「できる」ということにこだわりましょう。

 

オンライン講座の集客につなげることに意識が行き過ぎると、書籍の内容が薄くなってしまい、読者に失望感を与えてしまうことになってしまいます。

ひどい場合、信頼関係ができないどころか、逆ブランディンになってしまうこともありますので注意しましょう。

書籍の読者はお金を支払って、その書籍を購入してくれた訳ですから、その金額以上の満足感を得てもらえるぐらいは出し切ってください。

 

勘のいい人であれば、書籍を読むだけでできてしまうかもしれません。

それでも、構いません。

どのみち、そういう勘のいい人というのは、お客さまにならないことの方が多いですから。

なので、逆にそれぐらいの方が、読者との信頼関係ができます。

また、今回のオンライン講座には申し込んでもらえなかったとしても、信頼関係ができていれば、次の書籍も買っていただけるだろうし、もしかしたら次のオンライン講座には申し込んでもらえるかもしれません。

 

オンライン講座の集客につなげるための商業出版とはいえ、あまり短期的に考えるのではなく、長期的なブランディングを意識して、どんな内容にするかを考えてみてください。

 

出版社に採用される出版企画書を書こう

自分から出版企画の売り込みをする場合、出版企画書が必要です。

この出版企画書を元に、 出版社は企画の是非を判断します。

 

では、どのようにして出版企画書を作るのでしょうか。

 

商業出版というのは、出版社がビジネスとしてやっているということです。

出版社が書籍を作るには、大体1冊あたり300万円の経費がかかります。

書籍が1冊売れたときの出版社の取り分は大体65%くらいです(出版社によって違います)。

もし1500円の書籍が3000部売れたとすると、300万円の経費が賄えます。

つまり、出版社としては、この3000部は最低限売れないと赤字になるわけです。

ですから、それくらいは売れる見通しがない書籍は出す価値がないと考えられます。

3000部は確実に売れる見込みがあり、できれば1万部くらいは売れる伸びしろがあると、判断してもらえるような企画書を書きましょう。

最低限必要な企画書の項目は次の5つです。

 

  1. タイトル
  2. 企画概要
  3. 著者プロフィール
  4. 目次案
  5. 読者ターゲット

 

以上が必須項目で、他にもメリットがありそうな追加要素があれば盛り込むようにしましょう。

企画書はA4で2枚ぐらいの分量でまとめてください。

スライドっぽく作る人もいますが、これは出版社の編集者には喜ばれません。

シンプルかつ大事な項目を押さえた企画書を書くようにしてください。

 


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