コンテンツビジネスの理想的なビジネスモデル

コンテンツビジネスは、コンテンツを商品化するというだけの話しではありません。

あなたのコンテンツを使い倒して、認知させ、集客し、ブランディングして、マネタイズし、サポートして、リピートしてもらうまでの流れを1つのコンテンツで仕組み化するという話です。

 

 

コンテンツビジネスの全体像

自分の中にあるコンテンツを使い倒すことでビジネスになります。

ここでは、私が提唱するコンテンツビジネスの全体像を紹介していきます。

コンテンツビジネスのビジネスモデルの全体像は以下の図のようになります。

まずは、この図をしっかり頭に入れてその先の説明を読んで欲しいと思います。

①コンテンツ作り

コンテンツビジネスの商材であるコンテンツ作成が、最初にやることです。

自分の中にある知識や経験を棚卸しして、販売できるコンテンツを見つけ出しましょう。

②オンライン講座用動画作成

①を元に動画を作ります。

この動画が、オンライン講座のメイン教材になります。

最終的に購入してもらうオンライン講座の核になる部分ですので、しっかり作り上げましょう。

③ライターに動画とスライドを渡す

②で作成した動画を外部ライターに渡し、商業出版用の原稿を書いていただきます。

そして、その原稿をベースにブログ用にリライトしてもらいましょう。

外部ライターに依頼すると費用が発生するので、自分でやりたいという人もいるかもしれませんが、基本的にはライターに任せることをおすすめします。

文章を書く作業はとても大変なので、自分でやってしまうと時間と手間が奪われてしまい、他のことが疎かになってしまうからです。

④ブログで集客する

書籍を購入してくれたり、オンライン講座に申し込みしてくれる人を集客するためのブログを開設します。

ライターに記事を作成してもらったら、それをブログに投稿していきましょう。

検索エンジン経由でブログにアクセスしてもらうだけでなく、Twitterで拡散することによって、さらにアクセスを集めていきます。

⑤LINE公式アカウントに登録してもらう

ブログを読んで、記事を面白いと思ってくれた人は、あなたのコンテンツや書籍にも興味を持ってくれるはずです。

宣伝のためにLINE公式アカウントを作り、これに登録してもらいましょう。

⑥商業出版する

ライターに書いてもらった原稿を使って、書籍を商業出版します。

商業出版はブランディングにも役立ちますし、ネットではなかなかリーチできなかった人を集客するのに役立ちます。

⑦オンライン講座を作成する

ライターに原稿を買いてもらっている間に、あなたはオンライン講座のサイトを作ります。

書籍が出版される前にオンライン講座は完成していなければいけません。

オンライン講座のメインコンテンツは②で作成した動画です。

WordPressなどで課金しないとアクセスできないパスワードつきのサイトを作り、動画を貼りつけて、会員専用サイトを作りましょう。

⑧キャンペーン

出版した書籍は、自分の人間関係をフルに使って売ります。

ブログやSNS、LINE公式アカウントで宣伝し、必ず、販促キャンペーンを行いましょう。

書籍のキャンペーンへの申し込みの際に、名前とメールアドレスを入力してもらうことで、読者のメールアドレスが集まります。

⑨ステップメール

キャンペーンで手に入れたメールアドレスにステップメールを配信します。

ステップメールの最終的な着地点は、オンライン講座のセールスです。

しかし、いきなりオンライン講座を紹介してもなかなか買ってもらえません。

ステップメールで、このオンライン講座の魅力を伝え、「あなたにとってこんなにメリットがある講座ですよ」と教育していきましょう。

そして最後のメールでオンライン講座のセールスを行います。

ステップメールで教育された人たちはオンライン講座を購入してくれるでしょう。

⑩商工会議所セミナー

出版した書籍を、全国の商工会議所などに献本すると、その書籍を見たセミナー担当者から、講師に呼んでくれることがあります。

商工会議所のセミナーに講師として呼んでもらうと、講師料をいただけます。

全国の商工会議所に献本するには費用がかかりますが、2〜3件の講師依頼があれば、その費用はすぐに回収できるでしょう。

何より、全国でセミナーができるのは大きなメリットです。

商工会議所のセミナーの参加者の多くは中小企業の社長さんばかり。

次のビジネスにつながる人脈を作ることができます。

⑪オンラインサロン

オンライン講座の受講が終わったらそのまま卒業して終わり……となってしまうのは、あまりにもったいないことです。

受講生とのつながりを切らさないためにオンラインサロンを作成し、オンライン講座の最後にオンラインサロンの案内をしましょう。

オンラインサロンでは、オンラインサロンオーナーであるあなたと参加者で、より密な交流を行います。

オンライン講座では一方的な教育でしたが、オンラインサロンでは双方に意見交換ができるので、よりファン度が高い人と濃い人間関係を作ることが可能です。

次に新しくオンライン講座を立ち上げるときは、オンラインサロンのメンバーにどんな内容にすべきかリサーチをかけてみましょう。

オンラインサロンのメンバーは、次のオンライン講座は割引で受講できるなどの特典をつけるのがおすすめです。

 

オンライン講座は一度受講すれば終わりですが、オンラインサロンは月額課金でずっと続きます。

最終的には、オンラインサロンの人数をどこまで増やしていけるかというのが、安定した収益を生むかどうかという分かれ目になるでしょう。

1つのコンテンツを1年サイクルで回すのが理想的

私が提唱しているコンテンツビジネスでは、1年サイクルで回すのが理想的です。

つまり、1つのコンテンツを生み出して1年かけてそれを使い倒し、翌年にまた新しいコンテンツを作り、それをまた1年かけて回していく……という流れになります。

ずっと同じコンテンツを使い続けていると先細りするので、常に新しい切り口でコンテンツを作成していきましょう。

1年が難しければ、2年でも構いません。

ただし1年以内にコンテンツを次々を出すのはやめてください。

徐々にコンテンツの質が下がるのと、お客さまが疲弊したり、飽き出したりしますので、1年かけてじっくり次の準備をするのが理想です。

 

それでは、1つのコンテンツをどのようなスケジュール感で回していくのかを具体的に見ていきましょう。

サイクルを図化したものが、下の図です。

①オンライン講座の内容を決定する【1ヶ月】

1ヶ月ぐらいかけて、じっくりオンライン講座の内容を考えて決定します。

初回は自分だけで考えなければいけないので悩むことも多いと思いますが、2回目以降はオンラインサロンメンバーにリサーチをかけたり、相談したりして決めることができるのでスムーズに進むでしょう。

②オンライン講座の資料を作成【2ヶ月】

オンライン講座の資料を作成します。

具体的にはスライドです。

オンライン講座は、このスライドに音声をつけたものになるので、どれだけ資料をしっかり作り込めるかが、オンライン講座の質を上げる鍵になります。

③オンライン講座の動画を撮影【1ヶ月】

できあがった資料を使って、オンライン講座用の動画を作成します。

撮影は大体1ヶ月間もあれば終わるでしょう。

動画が完成したら、資料と一緒にライターに渡します。

④オンライン講座のサイト作成&販促キャンペーン準備【3ヶ月】

ライターが原稿を書き終わるまでには、大体2ヶ月ぐらいの時間がかかります。

その後、出版社とのやり取りで1か月ぐらいかかることを考えると、書籍が出版されるのは、ライターに動画を渡してから3〜4ヶ月後くらいのイメージです。

この3ヶ月の間に、オンライン講座を仕上げます。

書籍を読んだ読者がオンライン講座を受講したいと思ってくれたときに受講する場所がなかったら意味がないので、書籍の発売までに絶対に完成させましょう。

また、書籍が出た後の販促キャンペーンの準備も忘れてはいけません。

どういうキャンペーンをするのか、どういう特典を配るのかなどをしっかりと考えて準備をしてください。

⑤販促キャンペーン【半月】

書籍が刊行されたら、販促キャンペーンの開始です。

書籍は初動が大事なので、キャンペーンは発売日から2週間以内に行います。

それ以降になると、売れない書籍は書店で返本されてしまいます。

⑥全国出版セミナー【1ヶ月半】

主要都市だけでいいので、一ヶ月半くらいかけて日本中を回ってセミナーを行い、書籍の認知度を上げましょう。

ステップメールに登録してくれた人に「あなたの街に行きますよ」と告知をすると、いろんな人が会いに来てくれるはずです。

⑦オンライン講座のセールス&卒業生をオンラインサロンへ誘導【2ヶ月】

ここで、メインのオンライン講座へセールスをかけます。

オンライン講座に入ってくれた受講生には、卒業する前にアンケートに答えてもらい、オンラインサロンへ誘導しましょう。

⑧オンラインサロン内でリサーチ【1ヶ月】

オンラインサロンで、次のオンライン講座のリサーチを行います。

「次はどんなオンライン講座だったら受けてみたいですか?」とオンラインサロンメンバーに投げかけてみましょう。

これに大体1ヶ月ぐらいの時間をかけます。

ああでもないこうでもないと考えながら、1ヶ月ぐらいやっていると、よいアイデアが生まれてきます。

 

以上が、コンテンツビジネスのサイクルになります。

最初の1年は忙しいと思いますが、2年目以降はどんどんコツを掴んで時間に余裕ができてくるでしょう。


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