コンテンツといっても、どんなことがコンテンツになりうるか、本当に自分にそんなコンテンツがあるのか不安になることでしょう。
この記事では、どういうことがコンテンツとなりうるかについて説明したいと思います。
30年以上生きていれば、必ず何か素材がある
「コンテンツビジネスっていわれても、自分にはオンライン講座や書籍にできるようなコンテンツはないんですが…」と思っている人って、意外と多いです。
しかし、多くの場合は、あなたの中に披露できる立派なコンテンツがあるのにも関わらず、自分で見つけられていない、その価値に気づけていないだけということがほとんど。
私は長年、出版のお手伝いをしてきましたが、そんな中で、こんな青年に出会いました。
その青年は、「内容はなんでもいいんです。僕は出版をしたいんです」と私を訪ねてきました。
私が「書きたい内容はないの?」と聞いても「自分には何もない。でも本を出版したい」と答えました。
そこから、4時間以上の時間をかけて、彼の今までの人生の棚卸しを行いました。
そして、そこから書籍にできそうなテーマが見つかったのです。
このとき、私は思いました。
人間、30年以上生きていれば、それだけで価値。
必ず、何かしらの素材があるものだと。
では、私がその青年に訪ねたことを書き出しておきます。
そこから出てきた答えをさらに深堀りをして、人に求められる価値を見出し、コンテンツにしていくのです。
まずは、自分の人生の中で、次のような経験はなかったか考えてください。
- 人に認められるぐらい取り組んできたコト
- より楽に、より安くできるコト
- まわりに驚かれるコト
- 不愉快、不便、面倒を取り除けるコト
- 身近な問題で、まわりに求められるコト
- 今までありそうでなかったコト
こんな経験が、あなたのコンテンツになります。
これは、仕事でも趣味でも何でも構いません。
コンテンツを作る際にノウハウとか体系化できるものを……みたいに考えてしまうと、構えてしまうので、最初はもっと気軽に考えてみましょう。
例えば電車の切符をいかに安く買って旅行するかに熱意を傾けていた人や、仕事が嫌いすぎていかに作業効率を良くして楽に仕事を進めるかを必死で考えていた人、嫌いな面倒くさい上司をいかにコントロールするかに力を注いできた人……こんなことでもいいのです。
人に認められるくらい、長く取り組んできたことはありませんか?
人は、何かに1万時間を費やすと、その道のスペシャリストになれると言われています。
あなたがこれまで1万時間を費やしたことはありませんか?
たくさん書籍を読んできた、同じゲームをずっとやってきた、そんなことがあなたのコンテンツ作りのヒントになります。
是非、自分の中にある素材を見つけだす作業をしてください。
きっと、あなただけのコンテンツビジネスのテーマが見つかるはずです。
あなたのコンテンツを必要としている人がいる
自分が発信するテーマが決まったところで、「いやいや、でもこんなコンテンツ誰にも需要ないでしょ……」と落ち込む人もいるのではないでしょうか。
特に、ニッチなテーマであればあるほど、誰にも需要がない気がして、最初の一歩が踏み出せないという人も多いと思います。
しかし、その心配は基本的には無用です。
広い世界の何処かには、あなたのコンテンツを必要としている人が必ずいます。
SNSの普及でネットを使った発信、オンライン講座の受講は、世界中のどこにいても可能です。
5Gが開始され、高画質な動画を簡単に視聴できる時代になり、動画でコンテンツを視聴するのは当たり前になりました。
世の中の動きは確実にオンラインコンテンツを求める方向に動いています!
間口が広がれば広がるほど、個人のコンテンツなんて見向きもされないんじゃ……と心配する声もありそうですが、それは逆です。
間口が広がれば広がるほど、ニーズも多様化していきます。
つまり、「こんなことを求めている人なんて、いないだろう」と思うような意外ニッチなコンテンツが望まれるのです。
今後、コンテンツビジネスの需要が大きくなると、プラットフォームもたくさん出てくることが予想できます。
これまでも、物販の需要が高まるにつれて、中古品販売に特化したメルカリが出てきたり、手作りに特化したミンネが出てきたりと、プラットフォームが細分化されてきました。
コンテンツビジネスも同様に進化する可能性は高く、より市場が盛り上がることが予想されます。
プラットフォームを使いこなして、自分のコンテンツをより多くの人に届けることが、どんどん簡単になっていくでしょう。
今後、あなたのコンテンツを必要とされる誰かに届けられる可能性はどんどん高まっていくのです。
ノウハウをコンテンツ化するためには
コンテンツを作るときに考えるべきことは次の3つです。
- 何に悩んでいる人が、
- どうなるために
- 何をすればいいのか?
この3つを意識してコンテンツを作ることができれば、受講者は必ず満足してくれます。
まずはコンテンツを受講する人の悩みを考えてみましょう。
そして、その人がどうなりたいのかを考えます。
ここまで考えられたら、そうなるためにやるべきことを順に整理して教えてあげれば、コンテンツのできあがりです。
難しく考えなくても、過去の自分を思い出してコンテンツを作ればいいだけなので、実はそれほど難しくはありません。
過去の自分が今の自分になるためにやってきたことがあるはずです。
何に悩んで、どうやってここまで来れたかを、段階的に教えてあげてください。
実はこの「段階的」というのが1つのポイントです。
過去の自分と今の自分の間には大きな差(ギャップ)があります。
あなたはこのギャップを、勉強や行動で埋めてきたはずです。
その中で、1つずつやってきたことや考えたことを教えてあげてください。
ギャップは一気に解消することはできません。
成長するためには順番があり、その順番を教えてあげることが重要です。
「まずこれをやって、それをやって、こうやったらこうなれましたよ」という順番ですね。
この順番が大事で、段階的に何をすればいいかということが明確になってくると、これがコンテンツの価値になります。
「悩んでる人がどうなるために何をすればいいのか」これが明確になっていれば、コンテンツは必要な人に購入されます。
自分のコンテンツの場合はどうなのか、考えてみてください。
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