コンテンツビジネスでは、最終的に自分のファンになってもらうことが目的になります。
頑張ってコンテンツを発信していれば自然にファンが集まるわけではありません。
しっかりと戦略を立てて、自分のファンを獲得していきましょう。
自分のファンを獲得する2つの考え方
自分のファンを獲得する前に、ファンには2種類のファンがいることをご存知でしょうか?
この図を見ていただくとわかるように、ファンには「コンテンツのファン」と「あなた自身のファン」の2種類があります。
コンテンツのファンは、あなた発信しているもの、あなたが教えてくれるノウハウのファンです。
あえて乱暴にいってしまえば、コンテンツの質さえ担保されていれば、あなたが発信したものでなくても構わないとお客さまは思っています。
お客さまがほしいのはコンテンツそのものであり、それを作っている人はどうでもいいのです。
あなた自身のファンはその逆で、あなたのコンテンツのことはよくわからない部分が多いけど、あなたのことが大好きというファンです。
あなたのキャラクターや人間性、あなた自身が好きということです。
例えば私の場合言えば、出版プロデュースの仕事をしているので、出版する方法を知りたい人が私のコンテンツのファンになってくれます。
しかし、それはあくまで私の発信するコンテンツのファンであって、出版するノウハウに対する秀逸さや信憑性などが求められており、誰が書いてるかは実はどうでもいいはずです。
でもそこから、SNSを見てくれたり、セミナーや懇親会でコミュニケーションを取ることで、だんだんと私自身に興味を持ってくれるようになります。
私を知ってもらった結果、「山田さんって面白いよね」とか、「山田さんと飲みたいな」と思わせることができたら、私自身のファンになってくれたということです。
そうなれば、私の事業に興味を持たなくなっても「山田さんが何か新しいことをはじめた」とずっとつながって見守ってくれる状態になります。
コンテンツのファンは何か困っている人に見つけてもらい評価してもらえばいいので、オンラインでも十分可能ですが、自分自身のファンは実際に出会い、話し、自分の性格や考え方、人間性などを理解していただかないといけません。
なので、まずはコンテンツのファンを獲得し、そこからオンライン講座などを通して、自分自身のファンに育てていきましょう。
何かわからないことがあったとき、人はネットで検索します。
ブログは誰が書いたのかはわからない状態で検索結果に表示されます。
その中から好きなブログを選んで読むわけですが、そこで素晴らしいブログに出逢ったら、そのブログのファンになりますよね。
この時、誰が書いたブログかというのは二の次の状態でブログのファンになっているわけです。
そこからオンライン講座に誘導していきます。
コンテンツの内容を見て受講したいと思って申し込んでくれるので、申し込んでくれた時点ではまだコンテンツのファンです。
そこから動画内での立ち振舞やサポートでの対応などを通して、自分の人間性や性格を知ってもらい、自分自身のファンになっていってもらいます。
この流れを作るためにも、まずはコンテンツのファンを獲得する必要があり、そのためには、まずはブログを開設してみましょう。
ブログは万人受けより、マニア受けを目指す
コンテンツのファンを獲得するツールとして中心になるのがブログです。
既にいろいろな人がブログを書いていて、あなたの競合も、きっとブログを運営していることでしょう。
世の中にブログは有り余るほどあって、検索したらいくらでも情報が出てくる状態で、あなたが後発組だとしたらどうやって戦略を立てればいいでしょうか。
その答えは、ピンポイントでマニア受けするブログを目指すことです。
万人受けをするブログではなく、「この情報が欲しかった」とピンポイントで狭く深く届く情報発信をすべきです。
切れ味の鋭い、尖った情報発信で、ライバルに差をつけてください。
尖るとは、コンテンツの切り口のことです。
ファンを増やしたいばかりに、いい顔をしてしまい、厳しいことが言えない人も多いですが、人に嫌われることを恐れてはいけません。
叩かれるのが怖いという気持ちはわからなくもないですが、それを恐れすぎて誰にも刺さらないような発信ばかりになってしまうと、読み手に選ばれるブログにはなりません。
深く読み込んでもらって、コンテンツのファンになってもらいたいのなら、嫌われることを恐れずにどんどん書いていきましょう。
ネットの世界には、「2:6:2の法則」というのがあります。
これは、とある事象を見たとき、それを好きになる人が2割、どうでもいい人は6割、嫌いになる人が2割になるという法則です。
仮に叩かれたとしても、2割の人だけです。
たった2割のために遠慮したり恐れることなく、どんどん発信するようにしてください。
そして、その2割の人たちは、何をやっても嫌いになる訳ですから、気にするだけ時間の無駄です。
「自分はこういう人に向けて発信している」というスタンスを明確にしておくと、自分のお客さま以外の人に何をいわれても「あなたはお客さまじゃないし、どうでもいいですよ」という気持ちになれて楽になります。
SNSは自分をより知ってもらう場所
SNSは、ブログとは違って、自分自信のリアルタイムの情報を発信する場所です。
なので、ブログはコンテンツが商品でしたが、SNSは自分自身が商品となります。
自分のことをより知ってもらう場所だということを、まず知っておいてください。
SNSでは、自分の専門性をアピールしつつ、役立つ情報を発信して何かしら読み手にプラスになるような情報を届けます。
とはいえ、ただただノウハウを理屈で語るのなら、ブログと変わりません。
SNSでは「私はこう思う」という自分の価値観や判断基準、こだわりなどを、織り交ぜた情報発信がより大事になってきますので、単純に自分の専門性からノウハウを語るというよりは、「私はこう思っています」というような自分の考えや思考を発信していきましょう。
SNSでは、自分の投稿でお客さまをセグメントするんだという意識を持って発信してみてください。
いろいろなジャンルにおいて、自分が好きなこと、嫌いなことをどんどんアップすることによって、価値観が相容れない人は離れていきますし、共感する人は近づいてきます。
「私は合わない人と仲良くなりませんし、価値観が合わない人は最初から近寄らないでくださいね」という意味も込めて、自分の価値観や自分の好きなこと・嫌いなことを投稿してください。
こういうひとつひとつが、あなたのSNS上でのイメージを作ってくれます。
無理して誰でも受け入れるような投稿ばかりしてしまうと、自分と合わないような人達もいっぱい集めてしまいます。
こういった人たちを集めすぎてしまうと、結果的にトラブルに発展することが多いので、できる限り早めにそういう人たちと関わらないで済むようにしていきましょう。
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