今度は、コンテンツの内容で商業出版をするのですが、商業出版用の原稿を用意していきましょう。
ただし、自分でやるのは手間がかかるので、極力、外注にお願いしましょう。
原稿は自分で書くより、ライターに頼む
オンライン講座用の動画ができあがったら、これを使って商業出版用の原稿を作ります。
原稿は自分で書くのではなく、プロのライターにお任せしてください。
理由は簡単、単純に大変だからです。
書籍一冊の文字数はだいたい10万文字、少なくても6万文字と言われております。
10万文字といえば、1000文字のブログ記事を100記事分です。
そう考えたらどれくらいの時間がかかるのか大体想像できると思います。
そこに費やす時間と労力があるのなら、餅は餅屋に任せて、自分は他の自分にしかできない準備を進めておきましょう。
しかも、せっかく動画を撮ったのですから、その動画をライターさんに渡してしまえば、それほど打ち合わせを繰り返さなくても、原稿は書いてもらえるでしょう。
これで時間も労力も大幅に節約できます。
ライターの費用は大体50万円程度です。
これはもちろん、あなたが払うものですが、書籍を書くと印税が入るので、それをライターの費用にすれば持ち出しは少なくなります。
上手くいけば、印税で全てのライター代をまかなうことも可能です。
ライターは、クラウドソーシングサイトなどを使って見つけることができます。
ライターの費用はあくまでも大体の相場なので、これより安いライターさんや高いライターさんもたくさんいます。
ただし、ライターの場合、「安かろう悪かろう」ということはありません。
何より大事なのはライターとの相性です。
自分の意図を汲み取ってくれる、理解力のあるライターを見つけてください。
性格的な相性も大事ですが、あなたのコンテンツに興味を持ってくれるような人だとベストです。
あなたのコンテンツに興味のない人が書いた文章より、興味のある人が書いたものの方が、熱量が高く、読んでいて面白い文章になるのは間違いありません。
ライターに依頼する時のポイント
ライターに動画を渡して、書籍の原稿を書いてもらう際、気をつけるポイントとしては、動画の内容をそのまま書籍にはしないということです。
オンライン講座の内容をそのまま書籍にしてしまうと、オンライン講座に申し込む意味がなくなってしまうので、書籍ではオンライン講座の内容を咀嚼して、本質論的な考え方やスキームなどを中心に伝えるようにします。
書籍では「わかる」ということを意識して書いてもらい、具体的なノウハウについてはオンライン講座にきてもらうというような感じです。
ライターに動画と資料を渡したら、口頭でオンライン講座の内容や趣旨などを説明しましょう。
どんな目的でオンライン講座を作ったのかとか、オンライン講座の全体像とか、そういったことは動画や資料には入っていませんから、きちんと説明しなければわかってもらえません。
その後、ひとつひとつ動画を見てもらいながら、原稿を書いもらいましょう。
動画を見てもよくわからないことは、ライターから質問があります。
その質問が挙がってくるということは、オンライン講座を受講した人も同じ疑問を抱く可能性が高いです。
ですから、質問があった場所は、そのまま質問を返すのではなく、動画自体を撮り直すようにしてください。
動画を撮り直して疑問を解消していくと、オンライン講座のクオリティがどんどん上がります。
ライターが動画を見てくれることで、オンライン講座のクオリティチェックも兼ねることになるので一石二鳥です。
書籍にはステップメールの導線を仕込んでおく
書籍には必ず、ステップメールへの導線、つまりメールアドレスを入力してもらう仕掛けを仕込んでおきましょう。
読者と連絡を取れる手段がなければ、オンライン講座やその他諸々の仕掛けに誘導することができません。
メールアドレスを取得するオーソドックスな方法は、書籍の中に特典を用意しておくことです。
例えばマニュアルや書籍の中に登場したワークシートなどをダウンロードできるプレゼントを用意して、それをダウンロードする際にメールアドレスを登録してもらいます。
最近は、動画解説のプレゼントなども流行りです。
とにかくメールアドレスを取得する仕掛けは必須なので、自分の書籍に合った方法を考えて書籍に掲載してください。
また、書籍のプロフィール欄には、ブログやホームページのURLを必ず掲載しておきましょう。
自分のメールアドレスでも構いません。
ここからの問い合わせは意外に多いので忘れないようにしてください。
書籍のあとがきなどに「この書籍の内容について質問があればご連絡ください」と書いておけば、読者が連絡を取りやすくなり、あなたに接触してきてくれる可能性が上がります。
届いた質問にはもちろん丁寧に回答してあげてください。
読者の相談に丁寧に対応することによって、読者とより信頼関係ができます。
結果的にオンライン講座への申し込みも増えるはずです。
質問や相談に乗りますと書いたところで、そんなに数は集まりません。
経験上、100件も来ることはないので、心配しないでください。
それよりも、読者の質問に答えるという真摯な姿勢を見せるだけで好感度が上がるので、そのメリットの方が高いのです。
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