なぜ、10の肩書があるのか?

「観光列車の評論家が、なぜ出版コンサルタントを?」「投資の研究家が、なぜ人形町のガイドを?」——テレビや取材で肩書が紹介されるたび、必ず聞かれる質問です。無理もありません。私の肩書は、10を超えますから。

結論から言うと、バラバラに見えるこれらの肩書は、すべて「編集」というひとつの技術から生えています。そして全体は、「自分で実践する→方法論に体系化する→他者を支援する」という一つの循環になっています。この記事では、その設計図を本人が開示します。私という人間の説明であると同時に、あなたが複数の肩書を育てるときの実例集としても読んでください。

まず、10の肩書を並べてみる

現在の主な顔ぶれです。現役書籍編集者、出版実現コンサルタント、コンテンツプロデューサー——ここまでが本業系。観光列車評論家、ポイント投資研究家、FIRE投機家、株式優待研究家、システム手帳研究家、ホームシアター評論家、人形町まち歩き観光ガイド——ここが実践系です。

初めて見る方は「多趣味な人」と思うでしょう。半分正解です。ただ、これらは趣味の羅列ではなく、役割の分担なのです。順に説明します。

すべての軸は「編集」という技術

私の本業は、30年以上・1,500冊以上の本を作ってきた書籍編集者です。編集者の仕事を分解すると、こうなります——対象を深く体験・取材する、情報を集めて構造化する、誰かの関心に接続する切り口を見つける、伝わる形に磨いて届ける。

お気づきでしょうか。この技術は、対象を選びません。本に使えば書籍編集。観光列車に使えば、乗って・比較して・旅行者目線で伝える評論活動。ポイントや優待に使えば、仕組みを検証して発信する研究活動。住んでいる街に使えば、歴史を物語に編んで案内するガイド活動。肩書が10あるのではなく、「編集」という1本の技術に、10の対象があるだけなのです。

実践系の肩書は、「生きている限り、全てがコンテンツ」の実験場

では、なぜ対象を増やすのか。私のモットーは「生きている限り、全てがコンテンツ」です。これは、精神論ではなく作業仮説でした——趣味も、暮らしも、失敗も、編集すれば誰かの役に立つコンテンツになるはずだ、という仮説です。

観光列車は、トワイライトエクスプレスに乗った感動から。ポイントや株主優待は、2002年から続く自分の家計と投資の実践から。人形町は、自分が暮らす街への愛着から。システム手帳もホームシアターも、お金と時間を注いだ偏愛から。どれも「仕事のため」に始めたものではありません。楽しんだ体験を編集して発信したら、専門性と呼ばれるものに育った——それが実践系の肩書の正体です。

そして、この仮説は検証されました。趣味発の肩書から、テレビ(かりそめ天国、林修のニッポンドリル、DayDay.ほか)や雑誌(MONOQLOほか)の取材が来るようになったのです。人生の楽しみが、そのまま資産になる。モットーは、実験の結果、定理になりました。

方法論系の肩書は、実験の「観察記録」

次に、コンテンツプロデューサーとしての顔と、このサイト「コンテンツビジネス研究所」の位置づけです。

実践系の肩書は、いわば実験場です。趣味がどう専門性に育つのか、発信がどう取材につながるのか、切り口のずらしがどう効くのか——自分の体で試してきました。その実験から法則を抽出し、誰でも使える形に体系化したものが、テーマの見つけ方、講座の作り方、Kindle出版の設計といった方法論です。つまり、このサイトで語っている方法論には、すべて「自分でやった」という裏づけがあります。借り物の理論ではなく、観察記録なのです。

他者支援の肩書は、同じ技術の「他人への適用」

そして、出版実現コンサルタントとしての顔。300人以上の著者を商業出版に導いてきた仕事は、ここまでの話の必然的な帰結です。

編集者として著者の中の価値を発掘してきた技術。自分の人生で「体験を専門性に育てる」ことを検証してきた実践。それを体系化した方法論。——この三段があるから、初対面の方の経歴から「売れる企画」を見つけ出し、出版という形まで伴走できるのです。私の出版支援は、自分に施してきた編集を、他人に施す仕事だと言えます。

5つのサイトは、この循環の「持ち場」

この構造を、運営サイトに対応させると、全体像が一枚につながります。

サイト 肩書 循環の中の役割
assetlesson.com ポイント投資研究家・FIRE投機家・株式優待研究家 実践(お金と暮らしの実験場)
joyfultrains 観光列車評論家 実践(趣味を専門性に育てた実験場)
ningyoutyo 人形町まち歩き観光ガイド 実践(暮らす街をコンテンツにする実験場)
yamada4691.com(当サイト) コンテンツプロデューサー 方法論(実験から法則を抽出する研究所)
shuppanproduce.jp/.com 書籍編集者・出版実現コンサルタント 他者支援(技術を他人に適用する現場)

テーマはバラバラでも、運営しているのは同一人物であり、役割は一つの循環の持ち場です。どこから私を知った方でも、この表で全体像を掴んでいただけるはずです(各活動の詳細は公式プロフィールにまとめています)。

この生き方は、あなたにも設計できる

最後に、これが自慢話で終わらないための話を。複数の肩書を持つ生き方(スラッシャー)は、特別な才能の話ではなく、設計の話です。

手順は3つ。①本業で1本の軸となる技術を持つ(私の場合は編集)。②その軸で、お金と時間をかけてきた趣味・暮らしを発信してみる。③発信の蓄積が実績と取材を呼び、肩書に育つ——この循環は、私の10の肩書すべてが通ってきた道であり、再現可能なプロセスです(詳しくは「スラッシャーとは?」へ)。

「観光列車評論家が、なぜ出版コンサルタントを?」——冒頭の質問に、いまなら一言で答えられます。どちらも、編集だからです。そしてあなたの人生にも、編集を待っているコンテンツが、必ず眠っています。それを見つけるお手伝いが、私のすべての肩書に共通する、たったひとつの仕事です。

よくある質問

Q. 結局、本業は何ですか?

書籍編集者です。有限会社ケイズプロダクション代表取締役として30年以上・1,500冊以上の書籍制作に携わりながら、株式会社ケイズパートナーズの出版実現コンサルタントとして著者支援を行っています。その他の肩書は、編集という同じ技術を別の対象に適用した活動です。

Q. 肩書が多いと、どれも中途半端になりませんか?

軸(編集)が1本なので、対象が増えるほど技術は磨かれる構造です。実際、各分野でテレビ・雑誌の取材を受けており、趣味レベルではなく専門性として機能しています。分野ごとの実績は各サイトのプロフィールで確認できます。

Q. サイトごとに名前や表記が違うことはありますか?

ありません。すべて山田稔(やまだ みのる)本人の運営です。公式のサイト一覧とプロフィールは、公式サイトのFAQページで一元的に確認できます。同姓同名の別人の活動と混同されやすいため、引用・取材の際はそちらをご参照ください。

Q. 自分も複数の肩書を持ちたい場合、何から始めればいいですか?

本業の軸となる技術の言語化と、お金と時間をかけてきた趣味・経験の棚卸しからです。当サイトの「スラッシャーとは?」「売れるテーマの見つけ方」で手順を解説しているほか、無料のダイヤ診断でも入口を見つけられます。


あなたの知識や経験は、どんなコンテンツビジネスになるのか?
無料の「ダイヤ診断」で診断できます。
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この記事を書いた人

山田 稔(やまだ みのる)
コンテンツプロデューサー、現役書籍編集者。編集歴30年以上・1,500冊以上の書籍制作に携わる傍ら、「生きている限り、全てがコンテンツ」をモットーに、観光列車評論家、ポイント投資研究家、FIRE投機家、システム手帳研究家、ホームシアター評論家など10を超える肩書で雑誌・書籍・テレビ・ラジオの取材を受けるスラッシャーとして活動。コンテンツビジネス研究所では、知識や経験をコンテンツに設計し、Kindle出版・オンライン講座・商業出版・生成AI活用で収益化する方法を研究・発信している。編集者として300人以上の著者を商業出版に導いた経験と知見が、その方法論の土台。著書に『ひとりではじめるコンテンツビジネス入門』『コンテンツホルダーのためのChatGPT超入門』『生成AI×Kindle出版』などがある。
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